別府の貸間で地獄蒸し。豚の塊を雲白肉風にいただく。

蒸し豚を雲白肉風のタレで食べる。
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別府温泉に宿泊したときの醍醐味は、温泉の蒸気を使った蒸しがまで地獄蒸しをすること。
丸鶏、白身の魚に続いて、今度は豚のかたまり肉を購入してまいりました。
豚のかたまり肉であれば、どこの肉屋でもスーパーでも手に入ります。

蒸し料理で美味しいのはやっぱり油が多いところです。
豚バラの塊をまるごと蒸すと、余計な脂は落ちて、豚の脂のとろーりとした甘味を堪能できます。
シンプルな料理なだけに、美味しい豚を購入したいところです。

鹿児島県産豚バラブロックを購入。これをざるで蒸し上げます。

地獄蒸し用に購入した豚バラブロック

地獄蒸し用に購入した豚バラブロック


近所のスーパーで購入した豚バラブロック。売っていたのは鹿児島産でした。
黒豚とかも売ってたかな?あんまりちゃんと見ませんでしたが、普通の国産豚。
これをそのままざるにぽーんと入れて地獄釜へ。

地獄蒸し用の台所

地獄蒸し用の台所


この地獄蒸し用の台所は24時間ずーっと黙々と煙を上げております。
別府では、湧き出る源泉をお湯と噴気に分ける気液分離と装置なるモノが利用されていて、集めた噴気を足蒸し(足湯ではなく蒸気で温める足蒸しがある)や地獄蒸しに使われています。
鉄輪の町中に黙々と立ち上がる湯煙の多くもこの装置からでているものです。

貸間の中にはこのように地獄釜の設備を持っているところがあり、宿泊客に解放してくれています。
宿泊した陽光荘さんは、部屋を囲んだ中庭に当たるところが、1階、2階共に地獄釜が設置されています。
蒸し物は簡単だし、片付けも楽だし、いろいろ料理するより楽ちんです。

地獄蒸しで作った蒸し豚とキャベツ

地獄蒸しで作った蒸し豚とキャベツ


できあがった蒸し料理です。キャベツはすぐに蒸し上がるので、豚を先に蒸します。
豚にある程度熱が通ったところで、キャベツを入れて、再び蒸してできあがり。
お肉はちょっと縮んでずんぐりした感じにしあがりました。
もしかしたらちょっと竹串で穴でも開けた方がよかったかな。(でもうまみが逃げそうだな。)

蒸し豚を雲白肉風のタレで食べる。

蒸し豚を雲白肉風のタレで食べる。


豚肉を5mmくらいの厚みにスライスして、タレをかけて食べました。
このたれは持ち込んだ調味料を適当にブレンドして中華の雲白肉っぽい味付けにした。
蒸しただけなので、タレを少し濃いめにするのが美味しくなる秘訣です。
ちなみにこの日筍も買ってきて、蒸してたんだけど、一緒に食べるつもりで忘れてた。
せっかく旬の食材だったので、ざんねーん。です。

脂がとろ~っととろけるので、脂が綺麗に入っている部分が美味しいです。

餅米を蒸したもの

餅米を蒸したもの。地獄蒸しに一番最適かも。


白米を切らしていたので、餅米を蒸しました。この蒸した餅米がうまい!
甘辛い味付けのタレの肉と餅米食べてると、タイを思い出したなー。
タイでよく電車に乗る前とか、カオニャオと鳥とか豚の串焼き買って食べましたもん。

我が家では、餅米って、おこわにしたり、赤飯にしたりが一般的ですが、
ただの白い蒸し米でも美味しいってことを知ったのはタイやラオスででした。
ちなみに地獄釜で蒸して食べるのは、白米より餅米の方が向いてる気がする。
(ただ単にご飯炊くのを失敗しただけなんだけど(笑))

というわけで、別府に行ったら地獄蒸し、いろいろ楽しんでみて。
食事を出してくれる旅館でも、お客さんに地獄釜を開放している処もあります。
そういうところでは、芋とかトウモロコシとか蒸しておやつにするといいよ。

泊まったのは?入湯貸間 陽光荘

ちなみに15年位前に泊まったのはこちら。柳屋さん。
陽光荘のお隣で大きなお風呂が貸し切り状態で入れたのが印象的でした。
改装してきれいになったので、老若男女が気兼ねなく泊まれると思います。
他の貸間に比べてこじゃれてるので、他よりも高くなっちゃったのでそれは仕方ないかなと。
まあ、10年以上経てば変わるよねー。

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