下田で”自炊で湯治”をするのに欠かせないのが美味しい干物。もちろん、生の魚もうまいけど。

自分で開いたアジを乾燥中
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下田で何か食べよう!と思ったときにまず考えるのは金目鯛。下田というより伊豆半島に来るとが大抵たべる。刺身や煮魚で。(お土産物屋は金目の干物も定番ですね。)

そして、美味しい干物も欠かせない。
昔の干物と言えば保存食だったので、しょっぱくてかなりパサパサで余り美味しいと思ったことはないです。朝食にご飯と味噌汁と一緒にちょっとだけ食べるものという感じもする。
現代は身がふっくらとしてとても美味しいなと思いますが、これも冷蔵庫があるおかげだそうで。(冷蔵保存が誰もができる時代だから、このちょうどいいあんばいになったとか。)

さて、伊豆半島で素泊まり、台所付きの宿に泊まるのは2回目です。
前回は伊東の宿だったので、町にたくさんある魚屋さんで美味しい刺身をおろしていただいて、晩ご飯に食べましたが、今回はまず干物やさんで干物を買いました。数年前に下田で見つけた地の魚を使った干物を出すお店。

「いつ帰るの?」ってきかれて、「帰るのは3日後!」とゆったら、「じゃあ、今日買わないで3日後にまた来なよ!」ってお店のおばちゃんに干物を冷蔵庫に仕舞われそうになったけど、「いやいやいや、宿に台所があって、自分たちで今晩のおかずにするんだよ~」って説明して売って貰った(笑)

自炊ができる下田は横川温泉の千代田屋旅館での晩ご飯

長谷松水産で購入した干物で晩ご飯

下田の長谷松水産で購入したイカの一夜干し
下田の長谷松水産で購入したイカの一夜干し

初日の晩ご飯は下田駅から徒歩15~20分くらいかな?の場所にある長谷松水産で購入した干物です。ここは数年前にGo to travelで下田に遊びに来たとき、お土産に干物を買おうと町を歩いて見つけたお店。下田は道の駅に行けば豪華な金目の干物でもなんでも買えちゃうんだけど、港の近くに干物を製造販売している個人商店がとても多いので、そこで手作りの干物を購入するのがお勧めです。
私は手広くやっているお店より、こじんまりした個人店から買いたい。

身がプリップリで、わさびマヨネーズ付けながら食べたよ。

下田の長谷松水産で購入したムロアジ
下田の長谷松水産で購入したムロアジ
下田の直売所で買った空豆
下田の直売所で買った空豆

そんでこちらは、同じ長谷松水産で購入したムロアジの干物と直売所で購入した空豆。
初日の晩ご飯は、ムロアジの干物、イカの一夜干し、空豆にご飯というメニューでした。

長谷松水産 下田市二丁目9-6 0558-22-0 
下田 長谷松水産
下田 長谷松水産

下田市にある干物の製造販売をしているお店。
魚を天日干しにしている日もあるけど、この日はたまたま店頭では干されてなかったです。

「今日何がある?」ってきくと、おばちゃんが冷蔵庫からいろいろ出して並べてくれる。

干物屋さんの干物作り体験に参加

干物ほうえいでいただいた昼食が翌日のおかずに大変身。

下田の干物体験で作った干物
下田の干物体験で作った干物:イラストはお孫さんが描いたそうです。

下田での中日に何をしようかなと思って電車の中で検索したところ、下田の干物屋さんで干物作り体験をしていることがわかりました。
これは下田市が体験観光を押し出してきたプログラムの一つのようなのですが、コロナ禍で休止中のものも多い中、干物ほうえいさんは体験を行っており、前日にもかかわらず快く受けてくださった。

干物作り体験は、アジを5枚開くだけで、その開き方を教わるだけで終わって、塩を振ったり、乾燥機にかけたりするのはお店の方がやってくれるのですが、干物なんて作ったことなかったので、開き方とか初めて知って、新鮮でした。

その体験を案内しているホームページに磯辺昼食とあったので、「食事も出来ますか?」と聞いたら、急だったにもかかわらず快く受けてくださって、「あるもの出しますけど。」と言われたらしいんだけど、行ってみたら我々が考える(家に)あるものとは全く別の珍しい魚介のおかずばっかりでした。あるものの種類が違う。

「おにぎりと味噌汁と干物くらいだと思う」と予約した家族に言われてたんだけど、確かにおにぎりはあった。そして、干物も味噌汁もあったんだけど、それ以外にえらい量のおかずが出てきまして。食べきれなくて宿に持ち帰らせていただきました。

下田の干物やさんで貰った煮魚
下田の干物やさんで貰った煮魚

干物屋さんの作業場の2階で昼食をいただいたのですが、干物をその場で炭火焼きにしていただいたり、刺身が2種類に珍味が4種類、煮魚、マグロの兜、などなど、”あるもの”の範囲を超えた大ごちそうで、「食べきれなかったものは作った干物と一緒に送ろうか?」って言われたので、「じゃあ、明日の晩ご飯にやどで温め直して食べます!」と持ち帰りました。(真空パックにしてくれた。)

干物やさんの煮魚を再加熱
干物やさんの煮魚を再加熱:葱を加えたよ

はい。それがこちらです。30cm近かったよね。かなり大きいので当日には食べられず、翌日の晩ご飯になりました。葱と酒、醤油、みりんを足して、煮汁を増やして宿のフライパンで再加熱して食べたもの。いや、普通、おかずってこのくらいの量でしょ!

訳あってその全てのごちそうの写真は省きますけども、美味しくいただいた煮魚はアップするよ。(しかし、今回の下田滞在って3泊だけだったので、魚以外食べる隙が全く生まれなかった。まあ、いいんですけど。たまには魚三昧で。)

自分で開いたアジを乾燥中
自分で開いたアジを乾燥中
自分で開いたアジの干物
自分で開いたアジの干物を家で焼いた

ご飯食べてる間に自分で開いたアジに塩をして乾燥機にかけてくれていました。
乾燥機のガラス越しに撮ったので変に反射しちゃってますけど。
右上の写真は家で焼いたアジです。一人5匹のアジを捌きます。はい。

ちなみに出来た干物は宅配で送ってくれるか、自分で取りに来るかだったようなのですが、我々が電車でしかも下田にまだ2日いるということで、踊り子の時間に合わせて駅に届けに来てくれました。本当に至れり尽くせりで大変ありがたかったです。

子供達の学校の体験学習などでも来ていたそうなのですが、コロナ禍でなくなってしまったそうなので、またその機会が復活してくれるといいなって思います。

干物ほうえい 下田市須崎1555-4 https://www.houei.com/  
ほうえい干物店の作業場
ほうえい干物店の作業場

下田の須崎にある干物の製造販売をしているお店。
お店はバス通りにありますが、作業場は少し山を下った別の場所でした。

須崎海岸から遊歩道をぐるっと爪木崎まで散歩した後だったにもかかわらず、その運動量を軽く超えるご飯を出してくれた。

お子さんと一緒に是非体験してみてください。


とまあ、こんな感じで横川温泉に滞在している時の晩ご飯は、魚三昧でした。
新鮮なお刺身は宿では食べなかったけど、昼ご飯にほうえいさんに出していただいた刺身2種(それもどちらもとても珍しい魚)、また最終日に割烹料理屋に行って、贅沢に伊勢エビのお作り食べまして、何ヶ月分の魚食べたかなっていうくらい食べた。
(ここんところ、忙しすぎて魚を買って調理することなかったもので。)

自炊宿に泊まるからってあまり手の込んだ料理は作らないのです。
でも手が込んでなくても美味しいから楽しい。(今回は半分以上、人の調理ですし。)

湯治宿ってどちらかというと山の方が多いので(宿は山の麓ですけどね。)、滞在中魚料理三昧っていうのは初めてだったかもしれません。

伊豆ですから、直売所でわさび漬けとか買うのもオススメです。ご飯も炊けます!
別ページで紹介しますけど、下田のわさびと下田の鰹節で、わさびご飯もやったよ!

千代田屋旅館

伊豆半島下田市の横川温泉で宿泊した自炊が出来る湯治宿です。自分の家の様にくつろげるとても居心地の良い宿で、お湯は源泉掛け流しで24時間いつでも入れます!

住所:静岡県下田市横川781
電話:0558-28-0013

千代田屋旅館の予約は、直接宿にお電話するかじゃらんから予約してください。
じゃらんからは本館の部屋貸ししか予約できないので離れの宿泊はお問い合わせを!

横川温泉千代田屋旅館をじゃらんで予約
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