夏の後生掛温泉ではレトルト食材を駆使して調理すべし!
後生掛温泉には冷蔵庫がありません。
標高1500mの山の上にある一軒宿なので、真夏を除けばそれほど暑くはならず、
むしろ冬など窓の外が天然の冷凍庫で(春、秋が天然の冷蔵庫って感じ。)、
なのでなくてもどうにかなるというのが本当のところ。
ただし、最近は調理場に山の冷水を引いた簡易的な冷蔵設備を作ってくれているので、
生もの以外は水の中に浸しておけば、傷むことが少ないです。
もしどうしても肉や魚を毎日食べたいのであれば、山に上がった初日にある程度加工して、この冷水につけておけば少しは安心かも。
しかし、初日に大量に調理するのも面倒だし(何のために温泉に湯治に来たのよっていう)、
気候がどうなるかなんて、その日になってみないとわからない。
というわけで、今回の滞在はレトルト食品を最大限に活用してみました。
業務スーパーの加工調味料シリーズをいろいろ試してみたよ。
初日の晩だけ、麓のスーパーから担いできた生肉を使ったおかずを作りました。
といっても蒸した鶏ともやしによだれ鶏のタレをかけただけ。これでおしまい。
もう一品は秋田のみずのおひたしです。これはゆでて醤油とおかかをかけておしまい。
とっても簡単でしょ。このかけるだけの調味料があれば、充分に使えます。
ちなみにラップと電子レンジがあれば簡単に調理できるので、火も使う必要なし。
これにサトウのごはんがあれば、夕食はバッチリです。
二日目以降は生ものはなしで、代わりにレトルトパックを活用
真冬に後生掛に来たときは、ハタハタとかモツとかいろいろ担いで来ましたが、
流石に初秋は心配なので、レトルトの常温保存可能な調味料を多用しました。
よだれ鶏の素の他に持ってきたのは、担々麺の素、麻婆豆腐の素、缶詰のタイカレー。
そして使わなかったけど、ミートソースも持ってきた。何を食べるかはその日の気分なので。
レトルトパックをそのまま使うのではなく、地元で採れた野菜や山菜を加えて味変。
少し味が薄くなったときのために調味料は一通り小分けで持参します。
どうしても自分で調理するのがめんどくさくなったり、無性に肉が食べたくなったら
宿で食事を予約できるので、頼んでみるのもありです。
そうでなければカップ麺ですかね。(サトウのごはんにいぶりがっこもできるな。)
業務スーパーで事前に調達していた四川担々麺の素を稲庭うどんで食べました。
担々麺の素は味の素の商品が出たときにはまってやたらと食べたんですが、
業務スーパーでも売っていて、これもまあまあの味なので最近食べてます。
家で使うときはメンマ山盛り入れたりして味変しますが、今回はこのまま。
こちらも業務スーパーの麻婆豆腐の素です。
豆腐は地元のスーパーで買って、それを山の水の天然冷蔵庫で保管。
ちょっと豆腐の量が多すぎて味が薄くなってしまったけど、まあよい。
豆腐も最近レトルトパックが売っているので、それを使うのもありです。
(味はまあまあでした。今回は、地元の豆腐を使ったけど。)
電子レンジ調理できるレトルト食品が一番簡単でよいですが、
ちょっとこうやって鍋で一手間いれると、もっと食事が楽しくなります。
宿の豪華飯を毎日食べたい訳ではないし、そもそもイベント的で楽しく過ごせるので、
是非、やってみて。地元の食材を一品使うのが、楽しみになるポイントです。
そして、こちらが冒頭に写真を大きく出した、タイカレーです。
400mlのタイカレーの缶詰を開けて、これにマイタケと里芋を投入。
そのままでもちゃんとタイカレーですが、せっかくだから地元のキノコを添えて。
キノコのシーズンだったんでスーパーで売られていたんです。はい。