白石近郊観光レポート GW編

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白石 お祭り 獅子舞
湯治宿というと山間のひなびたところにあるというイメージがつきまといます。鎌先温泉の場合、確かに温泉自体は山の中ですが、町からの距離は8kmほど。山をてくてく徒歩で下れば1時間。バスなら20分足らず。温泉でだらりとするのに飽きたら周辺観光などいかがでしょうか?
GWは「白石春祭り」に「こけしコンクール」と鎌先温泉のお膝元である白石市が最もにぎわうシーズンの一つでした。
最近はこういったイベントが観光客の多いGWや秋の連休などに併せて開催されることが多いです。

白石市民春祭りと全国こけしコンクールがGWに同時開催

御輿行列
GWは「白石市民春祭り」と「全国こけしコンクール」が同時開催されるという、観光イベントが目白押しの白石市。市民祭りというだけあり、市民が協力しあってお店を出している雰囲気で、屋台の食べ物も「え?こんなに安くて儲かるの?」ってビックリでした。生ビール300円ってアンタ・・・。
興味深かったのは山車行列の先頭をいく「神明社神輿渡御」。要所要所で止まってお払いみたいなことをするんです。民家だったり、お店だったりの前に御神酒などが乗ったテーブルがしつらえてあって、その前で御輿が止まるんです。そして神主さんっぽいひとがご祈祷する。御輿を担いでいるのは196×年白石中学校卒業のどうとかいう放送も入った気がします。

私は関東のとある新興住宅地で育ったのでこういう地域が一体になってやる伝統的な行事みたいなものに触れる機会がなく大人になりました。あこがれる気持ちがあると同時に、伝統を維持するのも大変そうだなぁといろんな意味で祭りを眺めました。GWに開催の理由の一つは、地元を出て行った人が戻ってきて参加できるようにっていうのもあるのかな~とも思ったりして。
こけしコンクールは撮影禁止だったので撮りませんでしたが、地元の名産品市も同時開催されていて(だから人が集まるとも言える)割りと楽しめました。

山車行列山車行列お金が入っている?!
足軽選手権大会板金やさんの手作りカブト甘ったれうどんのテント

JTの企業努力にやるなぁと思った。

JTの特設テント
たばこを吸える場所がどんどん減って喫煙家には息苦しい世の中になりつつある今、たばこメーカーのJTはたばこの負のイメージを払拭するために努力してますね。
今回驚いたのは、祭りの会場にゴミ箱が一つもなかったこと。
実はJTがペットボトルをリサイクルして作ったトングとゴミ袋を配布して、
ゴミ拾いイベントを開催していました。
このイベントは祭りを利用して町を綺麗にするという意味。自分が出したゴミをきちんと持ち帰るという意味。そして、このJTの特設テントで分別することで参加者にリサイクルの意識を植え付けるという意味。
間伐材を使ったエコ箸トングとビニール袋を返却すると参加賞として間伐材を使った箸も貰えるので、参加する方も喜んで参加します。
こういうイベントってゴミ処理って結構大変な問題です。参加者一人一人がすすんでゴミを集積所に持ってくる仕組みを上手につくっていて、スゴイ効果だなぁと思いました。JTやるなぁ。
参加賞の箸は旅行で使えるコンパクトサイズでなお嬉しい。

白石城

白石城
白石の観光名所でいの一番にあがるのが白石城。
天守閣に登るためには入場料がいりますが、
外から城を眺めるだけであれば無料です。
天守閣に登れば白石の町を一望できるので、
観光客でここに来ない人はいないかも。

岩沼 日本三大稲荷 竹駒神社

竹駒神社
白石から電車で30分の岩沼にある竹駒神社。
自称日本三大稲荷の一社。というのも三大稲荷とうたう稲荷は沢山あって、ホントのところがよくわからないのです。
竹駒神社は、衣・食・住の守護神の倉稲魂神、保食神、稚産霊神を祀ってあり、東日本の割と大きな会社の名前がずらっと並んでいたりして、見応えがある。正直にいうと、観光のシンボルとして手を入れた白石城よりも、木造の社の趣もあり、生きた名所だと思いました。

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