一ノ関で食材を手に入れて自炊。
夏油温泉は山の中の秘境であるため、食材は山の下で調達します。
最寄り駅はJR北上駅ですが、新幹線を一ノ関で下車したため、一ノ関で食材を調達しました。
雪解け直後の初夏の東北です。やっぱり買うのは地物の山菜なのでありました。
これが秋ならきのこですね。
調味料は小分けにして持参。油や酢、醤油などはペットボトル。砂糖や塩は小さめのジッパー袋で。
余らせないのが基本です。(現地で買うと余る。)
旅で来ているのですから、産地のモノを味わいたい。
大手チェーンスーパーは全国から食材を集めているので
目新しくありません。
日本は地元の小さなスーパーが地元にみっちり密着して
商品に特徴をだしているので、そういうお店を探します。
商店街の中の八百屋、魚屋、肉やなどもねらい目です。
車で旅行する場合は道の駅の産直コーナーで手に入れる方法もありますね。
大手スーパーは車での来場と駐車場の確保のために
国道沿いに出店していることがおおいのですが、
地元密着型は商店街の中などにあり、
駅から歩いてたどり着けることがほとんどです。
今回は一ノ関駅から徒歩5分。
今泉街道の大町交差点前にある「新鮮館おおまち」。
(住所:一関市大町4−29)
地元の食材、とくに野菜はいろんな種類が充実していました。
沢山の春の山菜がコンテナでズラーーっと並んでいるのですが、
店長さん曰く、農家の人は山菜=雑草という感覚で、
売り物になるとは思っていなかったのだそうです。
手塩をかけて育てた野菜こそが商品であると。
誰でもその辺でとってこれるのでお金を取れるとは思わないと。
農家の人を招いて試食会を開いたりして、「山菜の商品価値」を説得してまわったことで、
畑で育てた作物だけでなく、畑の周りに生えている山菜類も納入してもらえるようになったそう。
とゆーわけで、店長自慢の地元野菜、山菜の類のラインナップがすごかった。
また、和菓子コーナーの商品数がハンパでなかったりして。
岩手の人って和菓子が好きなんですねぇ。おやつに買いました。
こんな料理にしてみました。
地元の山菜や肉を使って簡単な料理です。
ユーリンチーはあげるのではなく、少量の油で焼く感じで作りました。
パスタソースはインスタントを使い、買ってきた山菜を足す。
パスタ、パスタソースなども1回分持参。
出先なので手を抜けるところは抜く。
旬の地元食材が、安く食べれるし、量も適量ですみます。
(旅館ご飯は多すぎる。)
おやつやつまみ
宿の周りを散歩しながらつくしやふきのとうをとってきました。
ふきのとう味噌とつくしの佃煮など作ってつまみにしました。
またスーパーで購入した「白あんぱん」をあけてびっくり。
白あんがはいったおまんじゅうなんですけど、皮の周りにグラニュー糖がびっしりで、
砂糖がじゃりじゃり言うのです。あ、甘い!これが岩手の人の好みの味なのかも。
おまけ:やどめし
宿が山の中にあり、簡単に外食に出かけられないので
今回は最後の1回のみ夕食を頼んでみました。
プロの板前さんが作るので美味しかったけど、夏油の味というわけではない。普通の懐石だった。
そして、夕食だけを頼んだのに、板さんがまちがって作ってしまった朝食。
元々朝からごはんを食べれないので朝食は不要なのです。
だから頼まなかったのになぁ・・・。