夏油温泉昭和館で自炊で湯治。

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夏油温泉は昭和の香りのする木造の建物がずらりと並んでいて一つのグループ宿かと錯覚しますが、実は経営者は三者あるそうです。
ホームページなどに一番力を入れていて目立つのが元湯夏油という一番手前の宿です。
日帰りで入湯する人などはこちらで入湯料を払って敷地内にはいるからです。
今回、自炊部としてお世話になったのは夏油の左奥にある昭和館。
宿泊客の多くは食事付きにするようで自炊設備は少ないですが、自炊していたのは二組だけだったので充分でした。

夏油温泉全体の様子
夏油温泉の入口
元湯夏油の外観
元湯夏油の外観
夏油温泉の外湯
外湯は崖下にある。
洞窟蒸し風呂の入口
洞窟風呂の入口
洞窟蒸し風呂
洞窟風呂(蒸し風呂)。
近くの山の中を散歩した
雪解け直後の春の山。
散歩が気持ちいい。

昭和館は木造のレトロな作りの二階建ての建物です。
館内にはシャワーしかついておらず、お風呂は外湯に行かねばなりません。
シャワーの利用は有料です。

夏油温泉は基本的に混浴で、女性専用は一カ所のみ。
そして、1日に数回、女性と男性が入れ替わる時間帯があり、
日帰り入浴の場合、タイミングが悪いと思うように入れません。
GWなどの観光客が多いシーズンは女性風呂は芋荒い状態です。

その点、宿泊客は時間を見計らってお風呂に入れるので楽。

また全ての風呂が崖の下にあるため、お年寄りや足腰の弱い方には
不向きの温泉です。風呂の後、宿に戻ってくるのが大変。

昭和館の自炊に関しては基本的に推奨していないのか、
ホームページには「お問い合わせください」とだけ書いてあります。
問合せの際には食器などの貸し出し品について伺いました。

ガスは10円を入れて使う仕組みだったのは大沢温泉と同じ。
しかし、自炊設備の利用料など、精算の時に別途徴収されていて、
たいした金額ではなかったけど事前に言うべき情報だと思う。
外国はともかく、日本のサービス業としてはちょっと手落ちです。

「シャワーで体を洗ってから温泉入った方がいいよ」といわれ、
入ってみたらシャワー有料の張り紙があったり、
頼んでいない朝食を板前さんが間違って作ってしまい、
もったいないから食べて欲しいと頼まれて食べたら
精算の時に朝食代がしっかり計上されていたり、
正直、だまし討ちに近い感じがしてげんなりした。

元々ご主人は違う職業だったそうで、冬の間は営業出来ず
生活が成り立たないから一族の誰もがやりたがらないそう。
「この宿をなくしちゃいかん!」という使命感は買う。
宿の経営が初めてだからわからないでもないですが、
ちょっと、こういうの怒るお客いると思うよ~。

板前を雇う以上、自炊ではなく宿で食事をして欲しいと思う。
だから自炊のことは「要問い合わせ」なのはわかります。
その代わり、問合せた時にきちんと正確な情報をくれなきゃ。
元湯夏油はちゃんと自炊の細かい料金表書いてありますよ。

今回、昭和館を選んだのは早めの予約を受け付けてくれたから。
夏油温泉は雪解けの状況で毎年道路開通が直前までわからない。
元湯夏油は道路の開通がわかるまで予約を受け付けてくれないのです。

でも昭和館のおじさんも悪気がないのがよくわかる。
一人で切り盛りしているから大変そうだった。

昭和館は麓の温泉からあがってきて一番手前にあるので、
日帰り客がアイスやビールを買うために頻繁に立ち寄ります。
GWのまっただ中でお客さんいっぱいなのに、ビールの自販機は売り切れ・・・。
もう、かき入れ時に売り切れにしとくってどうよ!もったいない!
絶対売れるものなのに!スルーして、元湯夏油の売店に行っちゃうじゃん!

宿の雰囲気は元湯夏油の自炊部も昭和館も同じような感じです。
いろいろ思うところはありますが、どちらに泊まるのかはお好みで。
もう、だ、だいじょぶか~。ってハラハラしました。

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