沓掛温泉[長野県]
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沓掛温泉叶屋旅館で自炊で湯治!

沓掛温泉叶屋旅館の入口
asagiri-mami
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沓掛温泉叶屋旅館は素泊まり専門の湯治宿。自炊ができる台所は今時のキッチンなので、古い湯治宿のように例えば温泉の蒸気を利用した蒸し釜があったり、山の湧き水が流しっぱなしになっていたりというエンタメっぽい感覚は全くないです。普段通りの生活をしながらのんびりと滞在できる感じ。

電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、冷蔵庫、ガスコンロ、電気ポットといった基本のキッチン家電から、鍋、土鍋、フライパンといった調理器具が一通りそろう。
いわゆる昔ながらの湯治宿だと、炊飯器持ち込んでいる人とかいたりしますからね。

だから気負っていろんなものを持ち込まなくても、気合いを入れた料理を作らなくても全然オッケーで、むしろ毎日旅館のごちそう食べるのはきついっていう人は、手抜きの自炊を是非。
道の駅で地元の食材買ってきて、キノコのおろし和え作るだけでも絶品よ!

ちなみに青木村の様々な食事処で各種テイクアウトもできますし、2品以上であれば村内の配達を受けてくれるお店もあります。宿の隣の味処「千楽」での食事セットプランもあるので、がっつり自炊をしなくても、大丈夫です。気楽に行きましょう。

叶屋旅館の部屋はこんな感じ

沓掛温泉叶屋旅館の部屋
沓掛温泉叶屋旅館の部屋

宿泊したお部屋は薬師と名付けられたお部屋です。裏側に薬師堂があって、その目の前のお部屋だから名付けたそうです。6畳のお部屋。
部屋の真下はキッチンなので自分の足音が下に響かないかも気にならない。
トイレ、洗面台は部屋の外ですが、コロナ対策で部屋ごとに使うトイレが決められていたのが今時という感じ。水回りはリノベーションしてあって、洋式トイレしか使ったことのない、若い子でも抵抗がないと思います。

フリーWifiも完備していますが最初つながりが悪かったので、あまり太い回線ではなさそう。
宿泊客が多い時は使いにくいかもしれません。ほっといたら繋がってたので、ちょうど同じ時間にチェックインしたお客さんと利用がかぶって遅くなったのかなと。

この旅館は、現在のオーナーが廃業した旅館を買い取ってリノベーションして営業しているということで、台所、水回り、お部屋を含め、快適に過ごせます。(当然テレビもある。)
コロナ禍に光触媒方式の空気清浄機も備え付けたようで、そのあたりを気にする人にも安心。

お風呂は1時間制の貸し切り。

沓掛温泉叶屋旅館のお風呂の前
沓掛温泉叶屋旅館のお風呂の前

お風呂は2つありまして、部屋ごとの1時間制の貸し切りの方式をとっています。
チェックインの時に入りたい時間を予約する仕組みなので事前にその日の行動を決めないといけなかったりする。

これおそらくお湯がぬる湯だからなのだと思います。源泉温度が35度くらいなのです。
昔、新潟の栃尾又温泉に行ったとき、お風呂は宿の外の共同浴場利用だったのですけど、地元のおばあちゃんが寝湯をずーーーっと占拠してい入れなかったことがありました。

ぬる湯って、長時間ゆっくり入って湯治するスタイルなので、人とタイミングがかぶると全然ゆっくりできないのです。長湯が基本なので、広いお風呂じゃないかぎり、時間を決めておかないとなかなかお風呂に入れないことにもなりかねない。食事の時間とかだいたい同じくらいになりますからね。だからこそ、1時間交代制なのでしょう。

なるほどなとは思ったけど、時間を気にして行動しないといけないのはちょっと面倒。
とはいえ、満室になるシーズンではなかったので、後で予約時間を変更したり、予約が入っていない時間に入るのは問題ない感じだったので、そのあたりは融通が利きました。

沓掛温泉叶屋旅館のお風呂場
沓掛温泉叶屋旅館のお風呂場
沓掛温泉叶屋旅館のお風呂
沓掛温泉叶屋旅館のお風呂

貸し切りになるお風呂だったので、入った方を写真に撮らせていただきました。
こちらは大きい方のお風呂だそうで、横向きになれば3人ゆったり入れる大きさ。
ちょっと深いので、ごろっと横向きにくつろいだりできないのは残念かな。
顎を上に向けて座らないと、顔がお湯につかってしまうくらいの深さです。

お子さんだとしゃがむ体制じゃないと座ってられないですね。

ちなみに冬期はそのまま入ると寒いですが、お湯を温めてくれます。
温泉は熱々のお湯じゃないといやだという人には向かないお風呂かも。
夏は逆にとても気持ちいいですかね。夏の方がお客さん多いみたいだし。

館内には漫画がずらり。メディア化された話題作が多い。

沓掛温泉叶屋旅館の漫画本棚
沓掛温泉叶屋旅館の漫画本棚

館内を案内していただいた際に「漫画がたくさんあるので、部屋に持って行って自由に読んでください。」と言われたのですけど、これが宿の蔵書の枠を超えていてびっくりしました。
2階の廊下から階段にかけてや1階のお風呂場への導線にたくさんの漫画がずらり。
それもラインナップが、ドンピシャの同世代だろ、って感じ(笑)

お子さんがいらっしゃるような宿だとりぼんとかジャンプとか、少年少女向けの漫画が並んでることが多いけど、ここのお宿は、モーニング、スピリッツ、ジャンプ(でもワンピースとか約束のネバーランドとか大人も読んでる系)、フラワーズに花ゆめ、マーガレット等々、映像化された作品で、今時のものが多い印象でした。

今年話題のアニメ「押しの子」もあったので、ざーっと一気読みさせていただいた。
あとは昔買っていた月刊漫画誌のコミックスとか・・・。
これものんびり湯治滞在するお客さん向けのサービスなんでしょうね。

近所のスーパー銭湯の漫画本棚よりも蔵書が多かったですよ。

やるつもりはありませんが、ぬる湯なのでお風呂で本を読んでものぼせないですね。それこそお風呂でお酒飲んでもお酒も回らなそう。そのくらい、ぬるいです。
湯気が全然立たないので、防水のスマホとか持ち込んで動画みることもできちゃうかも。(壊れたらいやだからやりませんけど。)

沓掛温泉叶屋旅館に泊まる

叶屋旅館の予約はじゃらん、楽天の他、宿に直接電話もしくはメールで。
ご主人曰くインバウンドは対応しないそうで、日本人向けの予約サイトにしか登録してないそうです。
入浴のシステムが難しいし、外国人にこのスタイルを説明するのは大変なので、賢い選択かもなーって思います。(昨今、booking.comもトラブル多いしね。)

住 所:長野県小県郡青木村大字沓掛
電 話:0268-49-2004
URL:https://kanouya-inn.com/

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