岩手北部の大谷温泉は地元住民が日常使いする温泉浴場。

大谷温泉(岩手県)入口
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大谷温泉は、青森県から岩手県まで、太平洋側を走るJR八戸線の種市駅が最寄り駅。
青森から岩手に入り、その北端の洋野町にある温泉です。
駅から30分ほどバスに揺られた内陸部の高原地帯にある洋野町唯一の天然温泉で、地元の常連客が車でばんばんやってくる日常使いの温泉ですが、宿泊施設も整っており、ゆっくり滞在することができます。

泉質は単純弱放射能冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)で、いわゆるラドン温泉。
湧き出る時は10度ほどと冷たいため、加温しているのですが、これが結構な高温で放っておくと熱くて入れない。
入湯客が適当に水で温度調節をしながら入っています。

宿泊棟は新築で綺麗だし、食事はボリュームたっぷりだし、なかなかの穴場です。

大谷温泉の施設 日帰り入浴がメインなのでお風呂と宿泊棟が離れています。

大谷温泉(岩手県)の帳場や食堂、お風呂がある棟

大谷温泉(岩手県)の帳場や食堂、お風呂がある棟


大谷温泉のメインになる建物。左側の手前が食堂、奥に帳場があり、右手がお風呂場です。
入口の前には常に利用客の車が停まっていました。男性の利用の方が多そうな雰囲気。
銭湯のような感じなので、風呂道具は自分たちで用意するか買わないといけませんが、
宿泊客はシャンプーやリンス、ボディーソープなど、基本のお風呂セットを貸していただけます。
また、タオルやバスタオルも貸してもらえるので、こだわりのお風呂道具がなければ持っていかなくても大丈夫です。

大谷温泉(岩手県)の浴場入口
大谷温泉(岩手県)の浴場入口


大谷温泉ででるご飯。夕食も朝食もとにかく量が多い。

大谷温泉(岩手県)の夕食 品数がすごい

大谷温泉(岩手県)の夕食 品数がすごい


出発前、大家温泉はどういうところかと聞いたのですが、口コミが全く出てこないと言われました。
でも現地に行ってgoogle mapで場所を確認していたら、google mapの方に口コミ情報があるのを発見。
「御飯がよかった」「夕食も写真を撮っておけばよかった」という言葉とともに、朝食の写真が出ていました。
「おいしかったのかな」「地元の名産ってやっぱり海側の海鮮かな」とかなんとなく想像してたんだけど、予想外です。こんな感じ。

とにかくボリュームがすごい!!

どんだけメイン料理が並ぶんですか?というくらい、メインをはるおかずだらけで、一品一品が量が多いんですよ。
朝食なんて、小鉢で酢豚があったり、切り干し大根も普通の宿めしならこの半分だろう・・・という。
あと肉がかなりあるので、仕事でこの辺に来た人とかありがたかっただろうなぁ。
(だって、1泊2食付きで6000円しないんですよ。)

手作りの料理がずらーーっと並んで、おなかいっぱいになります。
朝食なんて朝食の量ではないよなぁと。
力仕事で来ていた人多かったと思うので、ありがたいのではないかなと思います。

大谷温泉(岩手県)の朝食 品数がすごい

大谷温泉(岩手県)の朝食 品数がすごい

大谷温泉の宿泊棟はこんな感じ。新築で水回りも綺麗

大谷温泉(岩手県)の客室

大谷温泉(岩手県)の客室


立ち寄り湯がメインの温泉宿なので、宿泊棟は別棟になっています。
ぴかぴかの新築の新館に泊まったので、とても快適に過ごすことができましたよ。
旧館側に厨房があったので、昔はこちらで作って部屋で御飯だったのかもしれません。

私が泊まった部屋は中央の仕切りの壁を取り除いたら隣の部屋とつながる仕組みだったので、大人数でも泊まれそうです。
トイレも洗面台もピッカピカの最新式だったので、若い子でもなんの抵抗もないでしょう。

大谷温泉(岩手県)の談話室
大谷温泉(岩手県)の宿泊棟(新館)



玄関を入ると左手に暖炉がついた談話室があって、冬はここに集ってくつろいだりするんだろうなと。
宿泊棟側に自販機とかはないので、お風呂に行ったついでに買って来る必要はありますが、ポットは貸してくれるので自分でお茶入れるくらいはできます。

お風呂に行くのに一度外にでるのが面倒で、朝と夕方の1回ずつしかお風呂に入りませんでしたが、このお値段でなかなかによいお宿でした。
そして、よくテレビで青森とか北の方の人は毎日お風呂に入りに行くみたいな放送を見かけますが、本当に車でさーーっとお風呂道具もってお風呂に入りに来ていて、こんなに身近に温泉がある暮らしってうらやましいと思う今日この頃。

源泉の湯温が低いので沸かさないと入れないのは燃料代や手間がかかって経営側は大変だと思うけど、頑張って続けてほしいものです。
洗い場がものすごいたくさんあって、温泉宿というより銭湯の雰囲気がかなり強く、雰囲気がとってもよかったです。

翌日、青森県の八戸の銭湯に行きましたが、お風呂の作りはそっくり。
洗い場がだーーっと広くて、湯船の方が狭く、お風呂は普通のお風呂に電気風呂に水風呂。プラスサウナ室。
岩手県の北部なので、ほとんど八戸と文化が一緒なのかもしれません。(単に業者が一緒なのかも。)

今はインターネットでこんなお宿も見つけられて、いい時代だなぁと思います。

大谷温泉(岩手県)

住所:岩手県九戸郡洋野町種市74-137-14
電話:0194-66-2502
URL:http://www.ooyaonsen.com/

岩手県最北端の洋野町にある温泉宿。種市駅からバスで30分ほど山間に入ったところにある。
町営のバスで行けるけど、土日は予約制なので注意が必要です。
私が行ったときはたまたま町が洋野町に宿泊した人への補助をしていたので、宿泊料金が半額になり、さらに洋野町で使えるクーポン券をもらえました。
なので、駅前の酒屋さんで洋野の山ぶどうワインを買ったり、産直市場でお昼御飯買ったりしました。
ただでさえ安い宿泊料金を半額にしていただけて、え、3000円で泊まれちゃったの?とびっくりです。
なので、大いに宣伝しておきます。是非、行ってみて。ラドン温泉で、あったまろー。

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