湯治のための情報収集
PR

食材をどこで調達するか。

主婦の店さいち外観
asagiri-mami
記事内に宿の予約サイトや宿のURLのご案内、紹介した商品の公告を含む場合があります

湯治宿の自炊部では基本的に素泊まりです。お湯で体をいやしてもらうことが目的ですから宿泊料金は必要最低限。その代わり長く滞在してもらうことで商売が成り立つ仕組みです。
宿によって料金体系は様々ですが、食事の準備や食材の持ち込みはお客さんが自分でするのが一般的。
宿や宿の周りで最低限の食材が調達できる宿もありますが、缶詰やカップラーメンしか買えない宿などもあります。
一通りの食材をそろえてから宿に入るのが確実です。

春先の東北は山菜がいっぱい

自炊の道具:持参すべきは食材と調味料のみ。」で書いたように基本的な調味料は自宅で使っている物を小分けにして持ってくることをおすすめします。
醤油や塩などは小瓶で売っていますが、値段は割高。
持ち歩くことを考えてないので密封容器じゃありません。
マヨネーズなどはお弁当用の小分けタイプを持ち歩く手もありますが、小さいタッパーに移して持ち運ぶなども可能ですね。

宮城のポーク霜降り滋養豚 ロース切り身

ちなみに私の場合、基本的な調味料は自宅から持っていきますが、
旅先のお店で地元ならではの調味料を探します。
キッコーマンや味の素など全国区(というかグローバルだが)のメーカーの調味料はどこにでも売ってますけど、その土地に根付いたメーカーっていうのが必ずあるのです。

例えば青森だと「スタミナ源の「たれ」」。焼き肉にしたり肉や野菜などの食材の味付けに使っちゃう。手軽にその地方の人の好みの味が楽しめるのです。
そして、味が気に入ったらお土産に購入して帰る。
そういう意味ではおみやげ屋さんで売っている調味料を試すのもアリ。

また少量だけ炊くのが面倒なご飯。これは宿で購入できることもあります。
最近は湯治宿も旅館部や湯治プランで簡単な食事を出す場合もあり、
事前に申し出ればご飯を多めに炊いてくれるというわけです。
米持ち込みであればご飯代がかからなかったり、みそ汁も買えたりします。
詳細は宿によって異なりますので、宿泊前に各宿に事前にお問い合わせください。

食材の調達に便利な場所

食材の調達:無人販売、産直市場、道の駅

とれたてで新鮮、なおかつ絶対に地元の食材を扱っているのがこれらのお店。生産者から近いので価格も安い。しかも見たことのない野菜が手に入ることもあります。

たまにそれらの食材を使って作った加工品がおいてあることもあり、そういうのがあると速攻で買う。まさに郷土料理です。
道の駅は事前に調べられますが、それ以外は嗅覚頼りかな。
でも、結構どこでも見つかりますよ。

山菜とわさびの無人販売

食材の調達:お魚なら市場

青森や函館などの常設市場はもちろん、不定期の市場でも開催日に行けるなら是非行きたいところ。新鮮な魚や野菜、地元の調味料(みそとか)など、おもしろい物を格安で買えます。

ただ、安いので量がとっても多いことがありますから少人数で湯治の場合は量の加減に注意。
絶対にガイドブックに載ってますから、事前にチェックを。

西日本の正月の定番のぶり 尾頭付き
西日本の正月の定番のぶり 尾頭付き

食材の調達:ローカルスーパーや個人商店(肉屋、魚屋、八百屋)

大手スーパーは主要道路沿いに広い駐車場つきの大きな店舗を構えていますが、かつては繁華街であった駅前や商店街などを見つけたら分け入るベし。たいてい昔から続く地元密着のスーパーや個人商店があります。

大手スーパーはいろんな食材を安定してそろえる反面、品揃えがおもしろくありません。輸入品もとっても多い。
その点、地元のお店はその土地のブランド肉や地元民に愛されてきたお総菜など、その土地ならではの食材に出会える確率が高い。
近所の生産者との距離が近いのが最大の魅力でしょう。

SUPER サントマトの外観
SUPER サントマトの外観

食材の調達:デパ地下

普段は輸入肉を食べていても旅行にでたら国産のブランド肉を食べたくなったりしませんか?特に旅先が産地ならなおさら。有名レストランでは数千円も払わないと食べられないけど、食材を買って調理すれば何分の1かですみます。

ちょっと高級品はスーパーの精肉売り場では取り扱ってない場合もあります。
また、昔から続く老舗の総菜店などが入っている場合もあり、重宝します。

花巻産白金豚バラ肉
花巻産白金豚バラ肉

食材の調達:土産物屋

主に加工品になりますが、地元の名産品が必ず置いてあります。
昔から名物と呼ばれる物からテレビで話題になった物までいろいろそろう。
土産物用なのでパッケージがこじゃれていて、値段も高いことが多いですけど、
逆に簡単に調理できるインスタント物も多いので、楽ちん。
湯治に来てまで凝った料理をするのは面倒ですからね。

食材の調達:最後の手段で全国区のチェーンスーパー

ローカルスーパーやローカル商店が見つからなかったときに最後に行く。
畜産が盛んでない地域では地元の肉などないので、そういうときはここで買います。

最近では地元の生産者が作った朝どれ野菜などもおいてありますが、さすがに産直市場よりは少し高め。
お酒や調味料、お菓子などは地元の味があることもあります。
私は最後の最後の手段に使うところです。

食材の調達:宿の売店

岩手の大沢温泉のように宿の売店で肉や豆腐、納豆に野菜と
最低限の食材が買える宿もありますが、食材は基本的にお客さんが自前調達のスタンスの宿もあります。このあたりは予約の時に確認しましょう。

ただ必ず売れる物ではないため、品揃えは少なめです。
特に周りに民家のない山の中の一軒宿とかになるとどうにもならなくなるので、宿で食材を買うのは足りなかったときの最終手段と考えておいた方が無難だと思います。

また最初にも書きましたが、ご飯とみそ汁は買える宿もあります。
予約の時などに、事前にご確認ください。

松川温泉のロビー。旅館棟、自炊棟共通なので売店も自由に出入りできる。
松川温泉のロビーと売店。
お酒とつまみくらいは買える。
記事URLをコピーしました