亀の井別荘の料理を堪能。鮮度抜群の食材をプロが料理するとこうなる。
asagiri-mami 自炊で湯治
金鱗湖畔の名旅館。亀の井別荘で静かな休日を。
asagiri-mami
記事内に宿の予約サイトや宿のURLのご案内、紹介した商品の公告を含む場合があります
温泉王国大分県で全国にその名が轟く温泉地は、一番はきっと別府で、次に思い浮かぶのが湯布院です。湯布院は温泉湧出量、源泉数ともに全国2位の豊富な湯量を誇る割に地味といいますか、開発ラッシュに乗り遅れ、団体旅行で訪れるような大型ホテルが建つことがなく、逆にそれが功を奏して、今ではおじさん、おばさんが訪れる保養地ではなく、おしゃれなイメージの温泉観光地となり、女性誌でも度々取り上げられています。
由布岳の麓に広がる静かな温泉地を支えてきた名旅館の一つが今回訪れた亀の井別荘。
金鱗湖の湖畔にひっそりとたたずむ名旅館で、駅から続く湯の坪街道の賑やかさとは打って変わって、敷地内に入った途端にしーーんとした静寂が訪れる。
初めて亀の井別荘に足を踏み入れた時には、外とのギャップにびっくりしたものです。
実は湯布院は2回目で、前回も鉄輪（別府）滞在後、湯布院に来ました。別府と湯布院は車だと山を越えてすぐなんですが、大分経由でぐるっと山の麓を回っていきまして。
鉄輪の帰りに湯布院の亀の井別荘に泊まるご褒美ルートで、共に10年以上ぶりの再訪です。
金鱗湖のすぐ脇にあるかやぶき屋根の門をくぐった先が亀の井別荘の敷地となります。
敷地内にはのＢＡＲや売店、お茶屋さんなど、宿泊客じゃなくても利用できる施設がいくつかあるのですが、大人の空間というか、おしゃれ女子が集う場所という雰囲気で、お客さんも落ち着いて散策している感じです。
コロナ禍がまだ開けていないという事情もあり、入っていきなり奥まで歩かされたのはナンでしたけど（他のお客さんと距離をとるためと思われる）、そこでチェックインの手続きをしながらおいしい煎茶と柏餅をいただく。そういえば5月のゴールデンウィークのさなかに訪れたのでした。
私も10年位前に訪れたときとは住所が変わっていたのですが、名前から「もしかして、10年前にいらしてくださってますか？」と尋ねられ、10年前にたった1度訪れた客のことすら、しっかり宿帳で管理していることに感心する。こういうところが高級旅館のサービスかもね。
前回訪れて感激した離れの部屋に今回も宿泊
今回も部屋は離れをお願いしました。亀の井別荘は離れの部屋が中心の宿で、全て源泉掛け流しの温泉付き。離れの他には本館に洋室の部屋が6室あり、本館泊の場合は食事がレストランになるそう。
前回来たときにゆっくりとおしゃべりしながら食事をしていたら、明らかに食事の提供ペースがスローになって、「ああ、我々の食べるペースに合わせてくれたんだ」とさりげない気遣いにちょっと感激したことが印象に残っています。
次に来たときは連泊して、この宿でゆっくりと寛ぎたいと思っていたのですが、
残念ながら空いていたのが和洋室1室×1泊のみで、今回も1泊だけの滞在になりました。
この写真の向こう側がベッドルーム。雰囲気を壊さないようにか仕切りでベッドを隠してあります。（それにしても広い。座敷が12畳で、テラスが4畳くらいありますかね？）
85m2の和洋室11番館です。4名で宿泊する場合は和室に布団をひくのでしょう。
テラスでゆったり寛ぐ。談話できない（コロナのせい）談話室も。
窓が大きく、明るいテラスにはテーブルと椅子がしつらえられています。
次こそ連泊してゆっくり寛ぎたい・・・と思っていたのですが、実は興ざめする出来事が起こったのです。
というのも、冷蔵庫に飲みかけのペットボトルの水が入っていたんですよ。
旅館が提供しているペットボトルの水なんだけど、これ、おそらく前のお客さんの飲み残しなんだと思うんですよね。コロナ禍で今までにない消毒とか掃除がいろいろ大変なのはわかるんだけど、コロナ禍だっただけに人の飲みかけの水が入っているのはいやだったなぁ。
ちなみに談話室も覗いて見たくて行ってみたけど、談話できる雰囲気でもないんで、珈琲いただいてちょっとだけいて退散しました。他にお客さんいなければくつろげるけど、こういうところもコロナ禍の弊害ですね。
部屋のお風呂も入ってみたよ。
亀の井別荘のお部屋は洋室も離れも全て源泉掛け流しの温泉浴室がついています。
5月だったので菖蒲湯で、自分でお湯を張って庭を眺めながらゆっくりお湯に浸かりました。
もちろん大浴場もありまして、客室数も少ないうえに部屋にお風呂がついていることもあり、大浴場はいつ行ってもほぼ貸し切り状態で広いお風呂を独り占めできたのだ。
しかし、前回の亀の井別荘の写真が一枚もなくって、あの頃、もしかしたらフィルムカメラで写真撮ってたのかなぁ？ほんとにどこにも見当たらない（笑）
亀の井別荘のご予約は各旅行会社より
部屋数が少ないうえに人気の宿なのでなかなか予約が取れませんが、公式サイトや旅行会社経由で予約してみてください。数ヶ月先ならちょこっと空いてたりするので、チャレンジしてみて。