世界遺産の温泉地 湯の峰温泉 民宿あづまや荘
湯の蜂温泉は熊野詣において湯垢離場として栄えた日本最古の湯です。
昔の人は熊野詣の旅の途中、ここで湯垢離を行い聖地でのみそぎと旅の疲れを癒したそうです。
世界遺産となって熊野が多くの人から注目され、熊野歩きをする人が増えました。
山間のこじんまりとした集落で、趣があり、現在の熊野詣の拠点としても利用されています。
公衆浴場や浴場として唯一世界遺産に登録された「つぼ湯」など、立ち寄り湯も楽しめますが
どうせだったら泊まりたい!
ということでお邪魔したのが民宿あづまや荘さんです。
湯の蜂温泉 民宿あづまや荘さんに泊まる
民宿あづまや荘さんのお部屋です。至ってシンプルな和室のお部屋です。
もう令和ですが、昭和ってこんな感じよね。と若い子には時代を感じると思います。
湯の蜂温泉の中にある民宿ですから当然お風呂は温泉です。
立ち寄り湯は世界遺産のつぼ湯だけにしておいて、民宿のお風呂に入れば充分です。
あづまや荘さんで出される食事はこんな感じです。
和歌山の食材、特に山の恵みがふんだんに使われていて大変美味しい。
私は海沿いの宿ででるてんこ盛りの海の幸よりも、山の民宿のご飯の方が好きです。
山菜とか好きなんですよ~。そして、山の民宿で量が多すぎるってこともなかなかない。
ちょうどいい量で(それでも普段家で食べるよりは多いけど)、好きな物がでてうれしい。
ちなみにこのお宿は温泉を調理に使うことが特徴なのです。
だからご飯を炊くときに温泉を使っていたり、朝食は温泉でおかゆを炊いてくれます。
飲泉できる温泉ってことですね。
ただし、昭和の雰囲気というのは水回りもそんな感じです。
だからトイレとか、今の洋式トイレが常識の若い子は抵抗がある人もいると思います。
水回りさえ改装すればいいのでは・・・とは思いました。
まあ、系列に旅館もあるので、トイレは和式は無理!とかいう人は旅館に行かれては。
和式なだけではなくって、とにかく昔の宿泊施設ってこんなだったなーという感じです。