草津温泉で手に入れた食材で自炊。
東北にある自炊設備が整った湯治宿は旅館業も併設している場合が多いので、ごはんは分けてもらえますが、草津温泉で泊まった素泊まりの宿はなみづき」は個人経営の民宿みたいな宿なので、基本的に食べるものは自分で調達せねばなりません。
草津は飲み屋も食堂もそろっているので外食したり、スーパーでお総菜を購入してくる人も多いようですが、自炊設備が整っているのでできれば自分で作りたい。
ご飯も炊飯器を使えますから炊けますし。(私は炊きませんでしたけど。後述。)
南に下ればお鍋に美味しい下仁田ネギが出回る時期です。
しかもちょうど訪れた時期には大寒波が襲来しており寒かった。
うっすらと雪が積もった跡まで残っていたほどです。
というわけで、最初から「鍋」のつもりで行きました。
ただし、部屋の中は火気厳禁ですので、台所で煮込んだのを運ぶ。
お鍋に湯を沸かし、ぽんと入れるだけで美味しい鍋つゆが完成します。
家にキムチ鍋と寄せ鍋醤油味のストックがあったのでこれを持参。
下仁田ネギとかうどんとか手に入れておいしいお鍋になりました。
ちなみに草津のスーパーでは上州牛も売ってますので、
上州牛、下仁田こんにゃく、下仁田ネギを使ってすき焼きもアリ。
ただまあ、すき焼きだったら煮込みながら食べたいですけどね。
昆布や醤油も持って行ったけど、キューブで済ませました。
分量通りに作ると味が濃くなるので薄めにスープを作って、
素材のうまみを堪能するとよいですよ。マイタケなんてほんと美味しいです。
ちなみにはなみづきさんでは基本的な調味料は貸してもらえます。
宿泊客が使っていい物、オーナー専用でいじってはだめな物ときちんと区別してありますので、もし持参するのを忘れた調味料などありましたらお借りしてもよろしいかと。
でも基本的に自分で使う物は自分で持って行きましょう。
赤城豚と群馬産ほうれん草のキムチ風鍋、ざる豆腐、蛸の淡酢〆
下仁田ネギ、群馬産のほうれん草を入れて煮込んだ鍋。
そして、伊勢崎の業者が作っている蛸の淡酢〆。これは初めて見ました。
海がない長野でイカの塩漬けが食べられているように、群馬ではやっているのかなぁ?と思いつつ購入。イカも売ってたけど蛸で。
あとは地元のお豆腐屋さんで購入したざる豆腐ですが、
こちらはざる豆腐と言うより木綿豆腐みたいにしっかりしてました。
鍋に入れても食べられたかも。
仕上げはゆでほうとうを入れて再び火にかけて。ご飯を炊かなかったのは麺にしたからです。
群馬産ならおっきりこみを使いたいところですが、茹でるのが面倒だから長野産で代用。
焼きほうとう、マイタケと下仁田ネギの鍋、上州産の納豆
鍋キューブの寄せ鍋醤油味のだしを使ったマイタケと下仁田ネギの汁物と赤城豚とほうれん草を具にした焼きほうとう。味付けはソースです。
にんじん、納豆の薬味のネギなどは自宅から少しだけ持ってきていました。買うと大量に持ち帰ることになりますからね。
そして納豆はマイタケと同じく六合村で作られた物が売っていたのでこれを購入。
ご飯なしでこれはネギをいれてつまみに食べました。
いつもはこれ1個の値段で3個も4個も買える安い納豆を食べてますが、たまに高いのを食べると豆が本当に美味しいと感じます。
ちなみに赤城豚はいろんな部位の切れ端が入っている切り落としを購入したんですけども、ロース肉とか肩ロースとかばっかり入っていて、肉厚だし、脂は甘みがあって美味しかったです。安いのを買ったのに思わぬ誤算。ラッキーでした。
焼きそばみたいにソースで味付けした焼きほうとうです。甘みがあるウスターソースを使って味付けしてあります。ソースは自宅のを小分けで持参です。
おまけ:2日目のお昼だけ外食 三國屋のマイタケ天づくしそば
ホームページ:http://www.mikunisoba.com/
水が美味しい山間部にはたいてい美味しいおそば屋さんがありますが、
草津温泉もご多分に漏れず、やっぱり打ち立ておそばで人気のお店がいくつかあります。
せっかくなので立ち寄り湯など遊びに行きつつ、おそばをいただきました。
おそばはやっぱり打ち立てのおそば屋さんの味にはかないません。
うどんとかは乾麺でも美味しいのがありますけどね。