島根に行くほとんどの旅行者の目的地は出雲周辺でしょう。特に女性は出雲大社=縁結びと結びつけやすく「どこに行くの?」と聞かれて「出雲(島根とは言わない)」と答えると、「え~、いいな~。」って若い子から妙齢の女性まで口をそろえて返されました。私にとっては出雲大社はあくまでもおまけで温泉津の古民家とか雲州平田の方が楽しみだったんですけど。
ともあれ旅の玄関口が出雲空港ですから、出雲周辺もさくっと楽しみましたよ。
一畑電車 しまねっこ号
2両のうち1両にだけしまねっこが鎮座しており、みなさん記念撮影をばしばししておりました。日本におけるゆるきゃらパワーってすごいわ。
車両の中も床があみだくじになってたり、一両のなかの一つだけつり革の持ち手がハート型だったりします。
経済評論家などは地方に人を呼ぶためには女性を狙えと口をそろえて言いますが、
ここまで縁結びを大々的に押し出すと若い女性に限らそうな気が・・・。
出雲大社周辺
雲州平田で宿泊し、温泉津に行く途中で立ち寄ったので、旅館の女将さんが地元民ならではの参拝の仕方?をいろいろ教えてくれました。ガイドブックの情報だけでは見逃したことが結構おおくてありがたかったですよ。
出雲大社のメインのお社は撮影せずにまじめに参拝したので写真はないです。
八重垣神社
半紙が早く沈めば願い事が早く叶うということで、つい願い事を祈るより、早く沈んで~という方に関心が行ってしまうので要注意。
ほとんどの半紙が手前にきちんと沈んでました。失敗するとショックだろうなぁ。
鰐淵寺
山の中にあるのですごく静かなのですが、今年の猛暑の影響か浮浪の滝の水量はほとんどなかったです。
持田屋旅館の女将さんが「旅館の客だと言えば割引してもらえる」とゆってたので、それを告げたら苦笑いされました。割引してもらった分はお参りして賽銭箱にいれましたから。
韓亀神社
地元の人はあまり観光客には来て欲しくないんだそうです。
宿の女将さんにもこれこれこの辺りは触らないようにとか注意事項を告げられました。(地元の方の願掛けの石があるとかなんとか。)
山仕事をされてる方が鳥居の前で車を止めて手を合わせて行ったのもみかけたし、山の神様を祀っておられるのかなと思いました。
パワースポットと呼ばれる理由もなんとなくわかる。
雲州平田の平田一式飾
これ、飾るのはともかく、飾った後の陶器はどうするんだろうか?というのが素朴な疑問でした。また洗ってお皿として使うのか、飾りようとしてとっておくのかどっちでしょう?
公式サイト:平田一式飾
おまけ:雲州平田で宿泊した持田屋旅館
一畑電車の雲州平田駅から徒歩5分ほど。出雲観光にも便利。
宿泊するといずも縁結び温泉ゆらりの入浴料も半額になるのもうれしい。(綺麗だしお湯はいいし、当たり!の立ち寄り湯。)
旅館は部屋貸しのみで、食事は町の専門家にお任せというスタイル。
素泊まりなので宿泊料は格安。食事はどこかで食べてきてもいいし、事前に申し出れば近くの割烹料理屋などの特別定食を予約してくれます。
朝ご飯の持田醤油店の焼きおにぎり定食が一押し。
ただ、純和風の建物で、ホテルのように部屋の防音は難しいので、
同宿の旅行者に恵まれることを祈るのみかな。