湯治のための情報収集
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自炊の道具:持参すべきは食材と調味料のみ。

自炊用の調味料
asagiri-mami
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湯治宿に持っていく調味料セットの例
湯治宿に持っていく調味料セットの例

自炊可とある温泉宿でも自炊道具の数や種類は宿によってまちまちです。
キャンプ場などにあるような炊事場のように広い場所を有するところから、ワンルームマンションの台所のような狭いところまで、タイプはいろいろです。
また、冷蔵庫が部屋にあるか、共有なのか、全くないかについても宿によって違いますので事前に確認する必要があります。
宿によっては食材も近所で調達できない場合もありますので十分気をつけてください。

湯治宿に持っていく調味料セットの例
湯治宿に持っていく調味料セットの例

ただし、自炊可とうたう宿で包丁などの調理器具と食器は貸してもらえるのが一般的です。
誰が使ったかもわからない食器を使うのに抵抗があるというのでなければ
それらの道具類は持参する必要はありません。
特に昔ながらの湯治宿の伝統を守り続けているようなところでは、
調理器具の種類も数もそろっているのでほかのお客さんとの取り合いも起こりません。
昨今では、自炊するお客さんも少ないので、あまり気にすることはないですよ。

絶対に持っていった方がいいもの:油と調味料

食材は現地で調達するのが新鮮でおいしいものを手に入れられますが、調味料だけは自宅から持参しましょう。自宅で使っているいつもの醤油やみそを宿泊日数分小分けにして持っていくのです。

特に市販の油は密閉容器ではなかったりするので、新しいのをあけると中身が残ったものを持って帰るのは不便です。で、ほかの宿泊客に「使ってください」とおいて帰る方もしばしば。
塩や砂糖なんて1キロ単位で買ってもしょうがないし、小袋買うなんて割高すぎてばかばかしい!!

水物の持参におすすめするのはお酒の空容器を使うこと。
最近のお酒はワンカップでも瓶ではなくプラスチック製です。
丈夫でしっかり密閉されて調味料の小分けに最適。
ジュースのペットボトルは大きすぎるのでワンカップでどうぞ。

ちなみに冒頭の写真の油と酢を入れたずんぐりしたボトルは
JALの国際線のエコノミーで出してもらえる日本酒の空容器。こいつは本当に頑丈で重宝します。(高気圧に耐えられる規格なの。)
普段でもちょっとドレッシングとか作ったときにストック用に使っております。

我が家で必ず持っていく調味料
  • 醤油、ポン酢、みそ、油、塩、こしょう、砂糖、だしの素、かつお削り節
  • 鷹の爪、ごま、七味唐辛子、にんにく1~2かけ
  • わさびなどは刺身を買ったらもらえるし、必要なら粉わさびを買う。

持っていくと便利なもの:菜箸、ふきんなど

基本的に食材は現地調達。季節の地の食材を購入してから温泉にあがることが多いので、調理法はシンプルです。
だから、アルミホイルとかオーブンペーパーとかいうあれば便利なものは「なくてもなんとかなる」の方針で、使わないメニューを作って食べます。

ただ、ラップなどは宿の台所においてある場合もあるので、そのときは使わせてもらう。おひたしなどはまとめて作って保存しておいたりできるので。
新しいビニール袋を何枚か入れておくと、食べきれなかったおかずが入ったお皿にかぶせて使うのも手です。
1ヶ月、2ヶ月と湯治するならともかく数日ならばラップのたぐいはなしで乗り切りましょう。

逆に持ってきてよかったといつも思うのはタオルのたぐい。
温泉だからお風呂用のタオルはもらえるけどふきんはありません。
台ふきはともかく、ふきんは炊事場においてあるのを使うのは抵抗があります。
だって、きれいかどうかは見た目ではわからないからです。
また、滞在中に使うお皿は部屋に確保しておく宿も多いので、
ほこりよけにかけたりするのにも使えます。
鍋つかみなんて気の利いたものも普通はありませんから、そういう用途にも使えます。

また、箸類は最初のうちはコンビニでもらった割り箸を何膳か持参しましたが、
さすがに調理には短すぎて困るので菜箸を持っていくようになりました。
菜箸は炊事場にあることが多いですが、それほど数がそろってない宿もあり、
部屋に持ちこみにくいので、軽く、かさばらないので持参することにしました。

持っていくと便利なもの
  • 新しいビニール袋。食材に調味料をなじませたり、ラップ代わり使ったり。
  • ふきん、菜箸、箸(割り箸)
  • ラップやホイルなどは料理にどうしても必要な場合は持っていっても。

乾麺や即席ソース類などの加工品を持参していき上手に使う

湯治客の中には食事はボンカレーなどの即席カレーや缶詰などで簡単にすませ、湯治にのみ専念する方も見かけますが(家族連れでもこういう人多いです。)、せっかく旅先にいるのだからおいしいものを食べたい。
我が家は宿に入る前に必ず町のスーパー、それも大手スーパーではなくて地元の人が経営している小さなスーパーや産直市場で食材を仕入れます。
そして、それを持参した調味料の類いで仕上げるわけですが、
旅行くらい上げ膳据え膳じゃないとイヤ!って思う人ももちろんいるでしょう。

私だって自宅にいるときと同じように料理なんていたしません。

業務スーパーの麻婆豆腐の素と豆腐とネギ
業務スーパーの麻婆豆腐の素と豆腐とネギ
業務スーパーの四川担々麺の素
業務スーパーの四川担々麺の素

特にお昼なんて超面倒です。
パスタ、うどんなどの乾麺とインスタントソースなどを活用します。
市販のトマトソースに地元で手に入れた野菜などをプラスしたりして、
手を抜きつつも旅先でしか食べられない味で食べるのです。

うどんやラーメンなどはその土地の名産品を購入するのもいいですよ。
石巻やきそば、白石のうーめん、喜多方ラーメンなど地域名の冠付きのもの。
スーパーに行くと、絶対自分の家の近所とは加工食品のラインナップが違います。
食べておいしかったら、土産に買って帰るのがまた楽しい。

たとえば白石ではうーめんが名物ですが、カレーうーめんなんてうまいです。
デパートの物産展でも普通のうーめんはあってもカレーうーめんはないのです。
特にお昼は簡単に。上手に手を抜いて、あとはのんびりしましょう。

持っていくと楽ちんな手抜き用食材
  • 乾麺(うどん、そうめん、そば、パスタ)
  • インスタントソース(ミートソース、ホワイトソース)
  • だし醤油、おでんの素(作ってもいいが、持っていくと手抜きができる。)

土産物屋や地元スーパーのお総菜、デパ地下グルメを活用する。

仙台では牛タン、かまぼこ、北海道ではジンギスカン、秋田はきりたんぽ鍋といった具合にその土地で有名な定番グルメはたいてい手軽に作れるセット食材が地元のスーパーや土産物や売っています。
特にスーパーにはパッケージなどほとんど気を遣っていない地元民用のセットがあるので、それらを購入し、足りない具材をプラスすれば宿で名物グルメが食べられる。
これまた自分の地元とは全く違う味なので、楽しめます。

また、デパ地下やスーパーのお総菜コーナーもおすすめ。
ブランド豚を使ったトンカツとか練り製品とかめぼしいものを購入し、宿ではあっためなおして食べるだけ。
電子レンジがない宿だったら、鍋やフライパン使って再加熱すればよいのです。
知る人ぞ知る地元の名店グルメをテイクアウトするのもいい!

ブランド豚のトンカツ定食なんてお店で食べれば1500円くらいとられるけど、お総菜コーナーで買ったら300円です。
みそ汁とご飯だけ準備すれば立派な定食のできあがりです。

肉の横沢の杜仲茶ポークを使ったハンバーグ デミグラスソースつき
肉の横沢の杜仲茶ポークを使ったハンバーグ デミグラスソースつき
餃子の365日の台湾水餃子
「餃子の365日」の台湾水餃子

ほかにも最近はあちこちでB級グルメで町おこしに力を入れているので、
そういう食べ物を購入してくるのもいいですよ。
適度に手抜きをするつもりでいけば、持参する調味料も最低限ですみます。

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