滑川温泉福島屋で自炊で湯治。

滑川温泉の玄関 先にきっぱりいうと今まで泊まった湯治宿で一番好きかも。
規模が大きすぎずのんびりした滞在ができること。スタッフの対応が丁寧なこと。 加えて台所もトイレもお風呂も毎日ぴっかぴかに掃除されていて気持ちよく滞在できました。
自炊部にも無線LANが設置されていたり、できる範囲で時代に合わせた営業努力をしているのが見て取れます。
古い木造家屋の雰囲気もレトロでいいですよ。

沢のそばに立つ滑川温泉
滑川温泉の外観
自炊部の部屋
自炊部の廊下
部屋の隅にある火鉢
あんか
豆炭
この宿には建物が新しく部屋にテレビなどもある旅館部と、
自炊もできる湯治のための部屋があります。
私が泊まったのは勿論自炊部。1泊2225円/人。
自炊部は古い木造家屋で、入った瞬間「しぶー」ってポツリ。
古い建物を丁寧に手入れしてあります。
でもそんな建物で部屋に火鉢があるところがすごい。
ストーブ代などは別料金600円/部屋です。

そのほか、驚いたのがあんか。
「豆炭はどうしますか?皆さんお入れですけど・・・」
と聞かれて
「その豆炭っていうのがなんだかわからないんですけど」
って思わず聞き返しました。

あんかの中に入っているのが豆炭だそうで、その豆炭が15円。
火鉢を使うときはこれが必要。豆炭あんか火入れが60円です。
電気あんかは見たことあるけど、豆炭って初めてでした。
山形の方ではまだ使う方も多いらしく、売っているのだそうです。
火をつけるのは大変なんだって。
つまり、熱々のあんかを布団に入れたくなるほど寒いってこと?
関東はそこまで寒くないので使う人が減ったのかもしれません。

しかし、築200年の木造宿でこういうものを部屋に常備しているのは スゴイことだと思うのです。
下手すると客が火事引き起こすおそれだってあります。

ただ、この宿の電気は水力の自家発電なのだそうです。
そのため電力をたくさん使う家電をあまり使えないこともあり、
こうやって豆炭をまだ使っているのかもしれませんね。

また、この温泉は旅館部、自炊部をあわせても部屋数が多くはないため、 お風呂にもゆっくり入れてよいです。
時間帯をうまく選ぶと貸切でお風呂に入れることもあります。
早起きしてお風呂に入る人は結構いますが、意外と夜はすいているのがよかった。
川沿いの露天風呂は時間帯で女性の時間もあります。
昼間はハイキング客が日帰りで入りに来たりもしますが、
ぎゅうぎゅうに混むこともないので、ご安心を。

山の中にひっそりとあるので夜になるととっても静か。
お湯はいいし、自然の息吹を感じながらのんびりするのにオススメの宿です。

デメリットはホントに山の中なので、食材などは必要な分を
必要なだけ、きちんと計算して持ち込まないといけないこと。
食材や調味料を忘れても簡単に買いに行けません。
冷蔵庫もないので生ものはクーラーボックスなどに入れて持ち込むべし。 ※持ち込み可なのは自炊部のみです。
(秋・冬は外にだしとけば冷蔵庫代わりになるけども。)
私の場合は肉類は初日に炒めて味をつけておきました。
長期滞在するとなると、肉、魚は缶詰とかが安全かもしれません。

また、部屋と廊下を仕切るのは障子のみです。
部屋での会話はお隣に聞こえてしまうので気になる人は気になるかも知れません。
そんな理由か、お部屋にはテレビはありません。テレビは共通の談話室で見ることになります。
豆炭あんかが必需品なのもわかりますよね。障子じゃ寒いですもん。

冬は道路が通行止めになってしまいますが、管理人さんがいるので自炊部は開けてもらえます。
静かにゆったりと温泉を楽しみたいならば、雪山を食材担いで歩いて登ってくれば泊れます。
2010年の旅館部の営業は11月7日で終了だそうです(通常4月28日~11月5日が営業期間)。
雪が積もる前ならば、紅葉見物がてらに食材担いでハイキングもいいですよ!
舗装道路をのんびり歩いて1時間。雪さえなければなんの問題もない一本道です。

自炊がイヤ!な場合は、春~秋にかけての旅館部営業期間中にどうぞ。
自炊棟宿泊でも湯治プランを頼めば3食食事を出してもらえます。でも通常期のみです。
旅館部は料理は部屋出し。各部屋にテレビもあるし、部屋も新しくて綺麗です。
お風呂は旅館部、自炊部共通です。 福島屋旅館部は楽天トラベル等で予約できます。
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